最近までつぼみだった桜が一気に咲き誇り、気づけば葉桜となりつつある今日この頃。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

新年度も始まり、歓送迎会も盛んに行われる時季ですが、歓送迎会に関して社労士として、

一個人として、最近思うことなどを取りとめもなくツラツラと書いてみます。

お時間が許すようでしたらお付き合いください。(長文でスミマセン)

①歓送迎会の帰りに事故に遭った!労災認定される?

通常、仕事帰りに一杯ひっかけてから帰る場合、通勤経路から逸脱しているとみなされ、

労災(通勤災害)には認定されません。

仕事帰りに一杯ひっかける行為が業務上必要でないことは明白なので当然ですね。

ただし、飲み会が会社行事である歓送迎会の場合は少々変わってきます。

細かく書くと②にたどり着かないのでザックリ書くと、、、

・歓送迎会に業務としての性質があるか?(自由参加?原則強制参加?)

・会合中も会社の支配下にあったと判断されるか?

・本人が酒に酔っていたか?

など、当時の状況が個別の案件ごとに検討されて労災に該当するかどうかが判定されます。

このように飲み会後の事故も労災認定される場合がありますが、本人が泥酔して他人と喧嘩

をした、飲酒運転で事故を起こしたなどは労災認定以前の問題です。

いかなる理由があっても暴力、飲酒運転は絶対ダメです。

②上司からアルコールを飲むように強要された。

完全にパワハラ、最近はアルハラ(アルコールハラスメント)という言葉もありますが、それに

当たります。一気飲みの強要もアルハラです。ちなみに酔って異性に抱き着くのはセクハラです。

アルハラは人の命を奪いかねない行為であることを認識し、絶対にしない、させないようにしたい

ですね。

③酒の薀蓄を言ったらみんなから嫌われた。

おそらく話が長いのだと思います。

飲み会になるとワイン通ぶったりする人を見かけますが、ワイン通ぶって尊敬されるのは、ワイン

談話開始後15~20分程度ではないでしょうか?これが焼酎や日本酒でも同じく20分程度が限界

でしょう。

酒の薀蓄を語りすぎて、鬱陶しがられて、明日以降の人間関係に支障を来し、業務にまで影響を

与える、、、

お酒が進むと薀蓄が止まらない気持ち、個人的にはすごく分かりますが、それが引き金で職場の

人間関係が悪くなるのはバカバカしいですね。

お酒と薀蓄は切っても切れない関係ですが、薀蓄はそういうのが好きな気の合う仲間内で気が済む

まで披露し合うことをお勧めします。

④食品廃棄問題(30・10運動)

日本国内で、食べられるのに捨てられている食品は、年間632万トン(2013年データ)にも上る

そうです。何とももったいない話ですよね。

ここで紹介したいのが、2011年に長野県松本市から始まり、全国に広がりつつある「30・10運動」。

乾杯から30分は料理を食べることに集中する。最後の10分は残った料理を食べる。という取り組み

ですが、これが食べ残しをかなり減らす効果があるのだとか。

ちなみに大多数の外国語には「もったいない」に該当する単語は無いそうです。

自然環境保全、限りある資源の有効活用などにも直結する問題ですので、「もったいない」精神で

食品ロスを減らしていきたいものですね。

今日は年度初めの最初の花金。歓送迎会をする方も多いと思います。

皆さま方におかれましては、楽しいお酒で職場の人間関係を良好にさせる場となることをお祈り

申し上げます。

 

社会保険労務士法人めぐみ 磨見